の教育 ・ 教育 ・ 人間教育とは

 戦後の性教育の始まりが純潔教育であったことを知る年代も少なくなり、時代の流れとともに、性の意識は変化し価値観も多様化しています。
 いつの時代でも、世相を映す鏡は子供や若者の姿です。1970年、80年、90年代は「性の乱れ」「性の早熟化」が問題視されました。
 現代はどうでしょう。次代を担う若者の性行動は、ここ数年不活性化が進んでいます。関心を持つ、持たないの分極化とも言われています。
 しかし、情報に振り回され、性についての正しい知識、認識もないまま自らを傷つけ、将来に悔いを残しかねない若者たちもいます。
 性の尊い使命は、命を、心を繋いでいくことにあります。
 誰もが、人間として豊かな人生を送るためのヒントが、心の教育・性教育・人間教育にあります。

 

冊子「かけがえのない、いのち」を作りました

 北海道から九州、全国の保育園・幼稚園児の保護者2000人以上の皆様の協力を得て、幼児期における性教育についてのアンケート調査をいたしました。その結果をもとに「かけがえのない、 いのち」が出来ました。
 さまざまな、保護者の思い悩みに、各分野の専門家がよりそい、共に考えています。参考にしてください。
 性教育は、新しい時代を迎えています。
 幼児から大学生までの一貫した教育、そして今こそ、家庭と教育現場と社会の健全な連携が求められています。
 すべてのいのちを、大切にしましょう。

   
thanks

「かけがえのない、いのち」が世に出て一年以上となりました

 ひとりでも多くの方に手にして貰いたいという思いは、おかげさまで一万冊近くの配布となりました。手に取ってくださるのはアンケート協力者、幼児の保護者と思っていたのですが、小学・中学・高校・大学での教材として、地域社会の勉強会にと思いがけない広がりとなってきました。
 冊子制作に携わって頂いた全ての方々に感謝御礼申し上げます。
 性教育を心の教育・人間教育として捉えて欲しいという、小さな冊子へ込めた思いは確実に届いています。特に若い人たちからの感想には、励まされ勇気を貰いました。
 次代を担う青少年たちが、つまずかないように、悲しい思いをしないように、「かけがえのない、いのち」を大切に、自分を大切に、そしてまわりの人たちも大切に思うことを願い、私たち「心の教育・性教育・人間教育を考える会」は、今後も現実を直視し問題点を探り解決策を思惟して、誰もが幸せな道をあゆめることへの一助になれるよう研鑽をつんでまいります。

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